マリアナ諸島とコモンウェルス サイパンの青い空とサンゴ礁の海

マリアナ諸島とコモンウェルス

サイパン島はマリアナ諸島のなかの北マリアナ諸島に位置します。マリアナ諸島はミクロネシア北西部の列島をさします。東は北西太平洋、西はフィリピン海を境界とし、北には小笠原諸島が、さらには南にはカロリン諸島があります。

マリアナ諸島の大きさは南北が約800キロメートルになります。この長さにわたって約15個の島から構成されます。位置は北緯13度から21度、東経は144度から146度の間になり、弧状に広がっています。

南端にはグアム島がありますが、このグアム島を除く島々を北マリアナ諸島といい、サイパン島から北の島々が北部諸島と呼ばれます。

マリアナ諸島は、すべてアメリカ合衆国の領となります。別の行政区画となり、準州、コモンウェルスというそれぞれ異なる地位があります。行政区画は、グアムと北マリアナ諸島で、それぞれ別でグアムは準州、北マリアナ諸島はコモンウェルスとなります。

準州というのは、アメリカなど州からなる連邦国家のなかで州ではない行政区画をいいます。準州は他の州よりも自治権が弱く、連邦政府の権限が強いのが一般的です。準州はその後、州に昇格する可能性があります。ただし、自治権や外交権、および住民のさまざまな権利に関しては、それぞれの国において定義がまちまちです。

かつては、フィリピンも独立前の1946年前にはコモンウェルスでした。

米国の50州のなかには、正式名にコモンウェルス、Commonwealthをもつものが他にもあります。ケンタッキー州、マサチューセッツ州、ペンシルバニア州、およびバージニア州です。

この4州はこの名称を含んでいても、サイパン島となどの場合のコモンウェルスとは別格と考えるべきです。イギリス連邦も、Commonwealthを名前に含んでいます。しかしイギリス連邦は独立主権国家連合ですので、これもサイパン島などのコモンウェルスとは違います。

コモンウェルスは、米国主権下の属領、あるいは保護領です。自治政府による内政は認められています。しかし防衛や外交は認められておらず、これらについては米国が行います。コモンウェルスは、領土分類のなかでは米国自治的・未編入領域に入るのです。

さまざまな規制があるのがコモンウェルスなのです。また軍事的には、必要な場合は土地を収用することはできます。ただし、あくまで米国が全面的な防衛権をもちます。

関連する言葉として『信託統治』があります。信託統治は国際連合の信託をうけた国が国際連合総会および信託統治理事会による監督のもとで、非独立地域を統治する制度です。これは国際連盟における委任統治制度が発展し継承されたものです。たとえば東西カメルーンなどです。

マリアナ諸島
コモンウェルス
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